仕上りサイズより大きな紙(シールなど)に印刷され、その後仕上りサイズに断裁、ハーフカットされます。断裁の場合は一度に大量の印刷物を断裁し、刃先や紙の状態(収縮等) によりわずかなズレが生じます。
カットズレによるトラブル
●周囲に紙白が見える
●文字が切れてしまう
●均等幅のデザインが均等に見えなくなる
塗り足し
塗り足しとは印刷後の断裁やカットの際にズレた場合でも、下地の色が見えないようにするためのデータ制作技法です。断裁やカットラインの周りもあらかじめ余分にデータを制作して入稿することで、多少の断裁やカットのズレが目立たなくなります。
塗り足しなし・余白なしで制作
塗り足し3mm・余白なしで制作
塗り足し3mm、余白3mmで制作
均等幅のデザイン
均等枠や均等に配置されたデザインは、カットズレにより、均等にならない場合があります。
特に名刺サイズほどの小さいサイズの印刷物は、ズレが目立ってしまいます。
均等枠の場合は幅を大きくすると、ズレは目立ちにくくなります。